マッサージ店や整骨院などで施術を受けた後、痛みが余計に強くなった、頭痛の症状が現れたなどの経験をお持ちではないでしょうか。これは一般的に「揉み返し」といわれ、今まで施術を担当してきたお客様の中にも、マッサージ店に行くと揉み返しがひどいからマッサージが好きではないという言葉を聞くことがありました。

この揉み返しは施術の中で基本的に起こらない方が良いとされていますが、なぜ揉み返しが起きてしまうのでしょうか。また揉み返しが起きてしまったときの適切な対処法について今回は紹介していきます。

揉み返しとは

そもそも揉み返しとは何でしょうか。

施術後の反応には2つの種類があり、好転反応と揉み返しに分かれます。前者が身体にとって良い反応、後者が身体にとって悪い反応です。

好転反応とは身体が良い状態になる前兆のことです。施術によって血行が良くなり、今まで溜まっていた毒素や老廃物が一気に流れ出すことで起きる反応であり定期的に施術を受けることで徐々に無くなっていきますが、ここで施術をやめてしまうと元の悪い状態に戻ってしまいます。

これに対して揉み返しとは過度な刺激や無理な体勢での施術などによって筋線維が損傷または炎症を起こしている状態のことです。好転反応との違いとしては、好転反応が2～3日で治まるのに対し、揉み返しは3日以上痛みなど症状が続きます。

揉み返しの対処法

施術後上記のような症状が出てしまった場合、まずは安静にすることをお勧めします。3日以上痛みなどの症状が続くようであれば筋肉の炎症が起きている「揉み返し」である可能性があるため、患部を15分程氷などで冷やすと改善が見込めます。

最後に

揉み返しは施術を受ける方の筋肉が硬すぎること、血行が悪いことが原因として挙げられますが、施術する側の技量不足も原因の一つとして挙げられます。フィジオではスポーツトレーナーに加えて理学療法士や柔道整復師が在籍し、解剖学、生理学など身体の構造についての知識、施術のための技術研修が充実しているため、適切な体の操作・圧の強さでお客様の症状を改善していきます。コンディショニングは新規の方に限り通常60分8,800円の所、初回60分3,300円(税込)で受けることができますのでぜひ一度足を運んでみてください。