外反母趾の改善

外反母趾という言葉は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。外反母趾は女性に多く見られる関節の異常であり、骨格の変形や姿勢不良の原因ともなります。今回はこの外反母趾の概要とその改善法についてご紹介していきたいと思います。

外反母趾とは

外反母趾とは、足の親指が内側に折れ曲がった状態のことを言います。症状の程度は人によって異なっており、ひどくなると隣の指に重なっているような状態で、亜脱臼を起こしている場合もあります。この状態になると神経を圧迫して痛みだけでなく、しびれなどの神経症状を引き起こす場合もあります。

原因

多くの場合はハイヒールや革靴などの先のとがった靴を履いて指が閉じた状態で固定されることが原因です。そのほか足底が平らになる扁平足や、先天的に母趾が長いことが原因の場合もあります。

改善策

上記の原因を改善するためには、硬くなってしまった筋肉や軟部組織をほぐすこと、弱くなってしまった筋肉又は鈍くなってしまった感覚を鍛える必要があります。

ハイヒールが原因となって症状が現れた場合は、なるべく高さの低いヒールにする、プライベートではスニーカーを履く、仕事柄ヒールを履かなければいけない場合は1日の終わりに足の指を広げるようにほぐすなどの対処が有効です。外反母趾の場合は母趾と第二趾の間にある母趾内転筋という筋肉をほぐすと母趾が外に開きやすくなります。

扁平足や開張足の場合は足底の筋肉を鍛えること、つまり足の指を動かせるようにすることが必要です。タオルやビー玉を足でつかんで運ぶ、足の指と手に指を恋人つなぎのようにして足の指でギュッと握るなどして足の筋肉を鍛えることで足底のアーチが形成され、症状を改善することができます。

まとめ

外反母趾は長期的な治療が必要となります。効果が出ないからとすぐにあきらめることなく、半年、1年と根気強く治療を追続けて改善していきましょう。

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