糖尿病の発症は遺伝的な要因もありますが、食生活も大きく関係しています。遺伝的な要因を持っていなくても乱れた食生活が原因で糖尿病になることがあり、反対に遺伝的な要因を持っていても食生活が整っていれば発症しないこがあります。食生活の改善が糖尿病の予防につながることははっきりしていますが、具体的にどのような食事にすればよいのでしょうか。
糖尿病を予防する食事
糖尿病を予防するためには血糖値を急上昇させないことが大切です。油物や甘いものの食べ過ぎは避け、タンパク質や野菜を中心に、よく噛んで食べましょう。活動量の少ない夜は糖代謝も低下するため、夜遅い時間の油物や甘いものは特に避けることをオススメします。
コーヒーと糖尿病
とはいえ仕事の付き合いや生活スタイルの関係でこのような食生活が難しい方も多いでしょう。そのような方におすすめしたいのが「コーヒー」です。
とある実験では飲水としてコーヒーを与えたマウスの高血糖発症が優位に抑制されるという結果が出ており、コーヒーによってインスリン抵抗性が改善する、つまり糖尿病を予防することが示唆されています。コーヒーに含まれるカフェインが高血糖を抑制する物質であることは判明していますが、カフェインレスコーヒーでも高血糖を抑制する作用が確認されているので、カフェイン以外にも有効成分がある可能性があります。またコーヒーには膵β細胞を保護する作用もあるため、先天性の糖尿病であるⅠ型糖尿病にも効果的です。
まとめ
コーヒーを飲むことは習慣として続けやすい糖尿病対策だと思います。朝起きた時や間食時、仕事中など横において飲んでみるのはいかがでしょうか。カフェイン入りのコーヒーの場合は覚醒作用があるので、夜に飲むことは避けた方が良いでしょう。取り入れやすいタイミングを探して、今日から実践してみて下さい。