トレーニングをして身体を鍛えるためには食事が必要不可欠です。
しかしトレーニングをする前に、「果たして今ご飯を食べて良いものか」と悩んだことはありませんか?
身体を鍛えるために食事は必要なものですが、そのタイミングには注意が必要です。
自律神経の影響
自律神経の面から考えてみましょう。
食事をすると内臓が働き、食べたものの消化を行います。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類がありますが、食べ物の消化の際に活発になるのは副交感神経です。
消化にかかる時間は栄養素によって違い、炭水化物は2~3時間、たんぱく質は4~5時間、脂質は9時間程かかります。
食後に眠たくなるのは、消化のために副交感神経が優位になっているからです。
一方で激しい運動をするときには交感神経が優位になります。
そのため食後の消化の最中に激しい運動をすると副交感神経の働きが阻害され、消化不良を起こす可能性があります。
効果的な食事のタイミング
このことから食事はできるだけ運動の後に摂ることが好ましいことがわかります。
食事の後に運動をするのであれば、消化の時間を空け、ご飯やパンを食べた後なら2~3時間後、揚げ物など脂っこいものを食べた後なら約9時間後を目安にしましょう。
しかし現在では炭水化物を分解したブドウ糖や、たんぱく質を分解したアミノ酸などが一般的に販売されています。
これらは分子を小さくすることで、消化・吸収の時間が極端に短いため、運動中や運動前のエネルギー補給として活用することができます。
まとめ
消化不良を起こすと、たとえバランスの良い食事をしていても良い栄養素が吸収されず、脂肪や老廃物として体内に蓄積することになります。
適切なタイミングで食事をして運動の効果を最大限に引き出しましょう。