皆さんは次のような願望をお持ちですか?
・頭が良くなりたい。
・うつを治したい。
・脳の老化を遅らせたい。
これらに有効な物質として注目されているのが、BDNFです。
今回はこのBDNFとは何なのか、どうすれば増やせるのか、学んでいきます。
BDNFとは
BDNFとは、Brain derived neurotrophic factorの略であり、
日本語に直すと「脳由来神経栄養因子」であり、主に大脳皮質や海馬で合成されるタンパク質です。
BDNFには、
・脳細胞が他の物質によって傷ついたり死んだりしないように保護する。
・初期段階にある細胞の生存や成長を促す。
・脳の細胞間のつながりを強化し、学習や記憶の力を高める。
・脳の可塑性を促して細胞の老化を遅らせる。
・脳細胞の新生を促し、意欲の低下やうつを防ぐ。
等の働きがあると言われています。
最強ですね。
逆にできないことを教えてほしいくらいです。
BDNFを増やすには
さて、こちらの「脳の栄養」「脳の肥料」ともいわれる脳内物質BDNFですが、
増やすためには「運動」と「食事」に気を付けていきましょう。
運動に関しては有酸素運動が有効で、筋力トレーニングではBDNFを増やす効果は得られないと言われています。
食事に関しては、カマンベールチーズや高カカオのチョコレート、抗酸化物質を含む食品を摂取することで、
BDNFを増やすことができるとの事です。
BDNFを増やす運動
BDNFを増やすには有酸素運動が有効ですが、具体的にどのように実施するのが良いのでしょうか?
定期的に運動をすれば、そのたびにBDNFの生成量も増えていくと言われています。
30分~45分程度のランニングを、週に3回ほど、数週間から数か月続ければ、BDNFによるプラスの効果を得られるとの事です。
運動の種類は何でもよく、大事なのは心拍数を上げる事です。
●●秒間動いて●●秒間休む、といったインターバルトレーニングも有効です。
無理せず安全に、心拍数の上がる運動を、定期的にやることが重要なようです。
まとめ
以上から、脳の働きにとって様々なプラスの効果があるBDNFを増やすには、
定期的な運動が重要だ、ということだけでも覚えておいていただければと思います。
自分で日常に運動を取り入れていく自信がない方は、ぜひ一度フィジオ広島店にご来店ください。
一緒にインターバルトレーニングをやりましょう。
日常生活に支障が出ないよう、コンディショニングも合わせて行えますので、
定期的に続けるにはうってつけだと思います。
参考文献
アンデシュ・ハンセン「新版・一流の頭脳 運動脳」サンマーク出版,2022年9月