抗糖化作用で美肌をキープ

年齢とともに肌にはしわやシミなどが増え、老化していきます。しかし人生100年時代と言われる今、できるだけ長くキレイな姿であり続けたいというのは男女問わず一度は思うことでしょう。今回は肌を若々しく保つために知っておきたい”糖化”についてご紹介します。

糖化とは

糖化とはたんぱく質が余分な糖と結びつくことで変性、劣化し、AGE(終末糖化産物)という悪玉物質を生成する反応のことを言います。糖化が進行すると劣化したたんぱく質が各器官に蓄積し、たんぱく質の本来持つ機能が失われていきます。

老化現象の進行

皮膚や筋肉、内臓など、身体のあらゆる器官はたんぱく質を元に構築されています。糖化によって劣化したたんぱく質が増えると、このような器官の機能がどんどん低下してしまいます。

例えば皮膚はエラスチンとコラーゲンというたんぱく質が網目状に規則正しく並ぶことでみずみずしくハリを保っています。しかしこのコラーゲンの部分に糖化によってAGEが増えると、エラスチンとの網目構造が破綻し、しわやたるみが現れてしまうということです。

またAGEが多いと活性酸素が生まれやすくなります。活性酸素とは呼吸により生成される物質の一つで免疫機能などにおいて重要な役割を担っています。しかし活性酸素が増えすぎると健康な細胞さえ攻撃してしまうため、しわやシミの原因となってしまうのです。

糖化をふせぐ抗糖化食

糖化を予防するために必要なことは、体内の糖を増やしすぎないことです。まずはお菓子やパンなど砂糖が多く使われている糖質源を摂り過ぎないように注意しましょう。

野菜やお肉など血糖値の上昇が緩やかな料理から順番に食べたり、ゆっくりとよく噛んで食べることも効果的です。

糖化をふせぐ抗糖化習慣

糖化を防ぐためにはまず生活リズムを一定にすることが大切です。「仕事が遅くまであるから早寝早起きは無理」という方もいるかもしれませんが、大切なのは寝る時間と起きる時間を一定にすることです。

例えば平日朝8時に出勤し、19時に帰宅する場合は朝6時に起きて夜11時に寝る。昼の12時から出勤し、夜22時に帰宅する場合は朝10時に起きて深夜2時に寝るなど統一して生活リズムを作りましょう。

生活リズムを一定にすることで体内時計が整い、睡眠の質が上がるため、AGEの生成を抑制することができます。

まとめ

糖化を防ぎ、若々しい身体を保つためには規則正しい生活が一番の薬です。今一度普段の生活を見つめ直し、1つずついい習慣をつけていきましょう。

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